音楽市場の復活!インターネット本格普及後、初めて前年を大きく上回る!

   

一昨日(4月12日)、国際レコード産業連盟(IFPI)※から興味深いデータが発表されました。

昨年(2015年)の楽曲販売の売り上げが、大きく増加したそうで。2015年の世界の録音音源の収益は、150億ドル(約1兆6200億円)で、前年比3.2%増。特に、ストリーミングによる配信サービスの伸びが顕著で、それが伸びの大きな要因のようです。

これほどまでに楽曲販売の収益が大きく伸びたのは、1998年以来だとのこと。1998年と言えば、日本でも小室哲哉さんのブームに代表されるように、CDが爆発的に売れてた時代。ちょうどインターネットが普及し始めた頃だったものの、まだブロードバンドではなく、ネット上で音楽が流通していなかった時代。この直後、2000年くらいからブロードバンドの普及により、音楽もネットで仕入れる人が増えていったのを覚えています。ナップスターとか流行ってましたよね?

ということは、今回の大幅な伸びは、ネット(ブロードバンド)普及以降では、初めて、と言ってもいいでしょう。まあ、音楽業界全般で低くなったところからの伸びなので、全体としては、まだまだ好調なわけではないのですが、大幅に伸びた、ということ自体、注目に値するのではないでしょうか。

伸びの主な要因として、ストリーミング・サービス、特に、サブスクリプション型の浸透でしょうね。日本でも、昨年から、AWA、LINE MUSIC、などが出てきて、海外からもiTunes、Google Play Musicが普及し始めましたし。

私自身、昨年からGoogle Play Musicを利用し始めて、今でも快適に使ってます。月に980円支払うわけですが、これだけ聞けて、自分の楽曲ストックも入れておけたら、OKです。それと、その中にない曲は、ネットの課金型で購入することさえ出てきました。90年代に六本木のWAVEで(懐かしいw)CDを1回に何十枚も買いまくってた頃とは比較にならないほど少なくはありますが、それでも、2005年くらいから、ほとんど音楽にお金を使わなくなっていたわけですから、大きな増加っぷりです。

サブスクリプション型サービスを使うことによって、必要な音楽に気づくきっかけになっているような気がするんですよね。このサービスがなければ、必要性にさえ気づかなかったけれど、利用することによって、「あ、そういえば、あの曲はあるかな」と探すことが出てくる。で、なければ購入する。

それと、2000年代前半とかと比較すると、SNSの発展の影響も大きいでしょうね。友達がTwitterで好きな曲について投稿しているのを見ると、自分も聞いてみようかな、と思うことが多いですし。

そういう意味では、一度はネットにより売上の下がった音楽が、今度は、ネットによって上がっている。そんな不思議な現象が起きている、と言ってもいいのではないでしょうか?

※IFPIとは、「International Federation of Phonogram and Videogram Producers」のこと。略すと、「IFPVP」では?、という疑問が生まれる方も多いと思いますが、元々、1933年にイタリアで設立された「International Federation of the Phonographic Industry」を母体として発足しているため、この以前の名称の略称だけが、そのまま引き継がれているようです。

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